胃カメラについて
当院の胃カメラ検査では、口からだけでなく、鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡検査)も行っております。
当院の鼻内視鏡は、従来の5.9mm、2方向にしか曲がらないフジノン社のものではなく、5.2mm、4方向曲がるオリンパス社のものです。
平塚でもまだまだクリニックレベルではこの内視鏡を入れているところは少ないと思われます。
ではこの鼻からの内視鏡、なぜ口からの内視鏡よりも苦しくなくできるのかというと、みなさんが一番胃カメラをするときに嫌なことである、いわゆる<ゲ〜>ってやつ、つまり嘔吐反射をおこしにくいということなのです。
ではなぜ嘔吐反射をおこしにくいかというと、従来の胃カメラ9mmより細いのも1つですが、鼻から入れることで皆さんが<ゲ〜>ってする大きな理由の舌根部をよけて、胃のほうへ通過できるからなのです。
舌根部の<ゲ〜>ってやつは、いわゆる指を口の奥に入れて<ゲ〜>ってするやつと同じことです。
実際、嘔吐反射も全くといっていいほど起こらず、食道(喉のほう)に入り、何の問題もなく観察できております。
ただし、業者はこれを否定はしますが、やはり画像の質は口からのカメラのほうがやや軍配が上がるでしょうか。
健診やそれに順ずる検査に関しては全く鼻からの内視鏡で問題ないですが、やはり細かいものを見なくてはならない、または精密検査を目的とする内視鏡の場合は、私はまだまだ口からの方が良いと思っています。
ただ、鼻の内視鏡を一度経験すると2度と口からやりたくない、また鼻からなら1年に1回ぐらい内視鏡をしてもよい(患者さんの1人は毎月でも良いと言っていましたが、丁重にお断りしました(笑))という方が増えるのも事実です。
胃のトラブルでお困りの方は1度当院へ、適応とご希望とを総合的に考えて、胃カメラが必要な場合はこれも相談にて鼻からか口からかを考えていきましょう!
逆流性食道炎
- 症状
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- のどの痛みげっぷが酸っぱい
- のどがイガイガする
- 食べ物がのどにつかえる
- 胸が焼けるようにちりちり痛む
- 背中の痛み
- のどぼとけの痛み
- 考えられる原因
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- 脂肪分が多い食事
- 不規則な食事
- 姿勢が悪い
- 肥満
- 暴飲暴食やアルコールの飲み過ぎ
- タバコの吸いすぎ
- 腰が曲がっている
- ストレス
- 睡眠時無呼吸症候群
食道がん
- 症状
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- のどに異物感を感じる
- 食事の時
- 飲み込みにくい感じがある
- 声がかすれる
- 考えられる原因
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- 暴飲暴食やアルコールの飲み過ぎやタバコの吸いすぎ
- 胃の逆流
胃炎
- 症状
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- 胃の不快感
- 食後の膨満感
- 食欲不振
- 胸やけ、もたれ、むかつき
- 急な胃の不調
- みぞおちの圧迫感・痛み
- 吐き気、おう吐
- 考えられる原因
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- 不規則な食事
- 暴飲暴食やアルコールの飲み過ぎ
- タバコの吸いすぎ
- 刺激物や香辛料の取りすぎ
- 精神的・肉体的ストレス
- 過労や睡眠不足など不規則な生活
胃潰瘍
- 症状
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- みぞおち辺りの腹痛
- 吐き気・嘔吐・食欲不振・体重減少
- 吐血、下血
- 背中の痛み
- 口臭・酸っぱいゲップ・胸やけ
- 考えられる原因
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- まず一番考えられるのがヘリコバクター・ピロリ菌の感染によるもの
- 不規則な食事、暴飲暴食やアルコールの飲み過ぎやタバコの吸いすぎ
- 刺激物や香辛料の取りすぎ
- 精神的・肉体的ストレス
- 過労や睡眠不足など不規則な生活
胃がん
- 症状
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- みぞおち辺りの腹痛
- 吐き気・嘔吐・食欲不振・体重減少
- 吐血、下血
- 背中の痛み
- 口臭・酸っぱいゲップ・胸やけ(ほぼ胃潰瘍と同様症状)
- 考えられる原因
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- 最近ではヘリコバクター・ピロリ菌による感染症ではという報告もあるも詳細不明
- また遺伝性も指摘されるが詳細不明